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おらがまちの野山には、たくさんの野生動物が生息しています。

山に入ることが多い私は、登山中、乗車中 等々、毎年何かしらのかたちで熊に会う機会があります。山沿いに生活する者にとっては、熊の存在はさほど珍しいことではなく、深夜、畑に落ちている桃を食べている姿や、釣りに行くと沢でサワガニ採りをしている姿などを見かけることもあります。

私たち田舎に住む人間の中には、山の恩恵にあずかることが多い方々も少なくありません。春は山菜、夏は沢(釣り)、秋はキノコ、そして冬はスキー(ワタシだけ?)と、1年を通して山に寄り添って生活しています。おらがまちでは、春、釣りの解禁日に猟友会の方々のご厚意で、釣り人に『鹿・猪・熊鍋』がふるまわれたりもします

山沿いに住む方々は、自然との絶妙な距離感の中で生活しています。林業の衰退により、林務に携わる方々の数も減りました。山師1人が担う仕事量も当然増え、山の整備が追いつかない状態…。『山の荒れ』は、野生動物の生活をも脅かします。野生動物の生活圏が里山寄りになってきていたり、人間を恐れない者もいたりと『絶妙な距離感』が保てなくなりつつあるのも現状です。

そんな中、トレーニング中に熊に遭遇した件。

午前9時半、自宅を出発 本日、ゆるりと5時間マラニックの予定で某トンネル横 登山道から入山。入り口は草ボーボー。トレイルはクモの巣だらけ。明らかにひとけのない山道となっていました。「また整備しなきゃな」と、走りながら。

夏の小雨と暑さの影響か、木の実・キノコがない!キノコ採りの下見も兼ねていたため、自分のポイントにも寄りつつ進みますが、毒キノコさえまばら。1ヶ月以上遅れているか、今年はもうダメか…。

源次郎岳山頂手前、登り慣れた山道。『ガサガサッ』という音に反応すると、下って登り返しする対面側に熊発見

熊はとっくに身構え、こっちをじっとにらんでいます。「ブッフゥ~」という、得も言われぬ警戒音を発しています。なんと言っても距離が近い!距離にして10~15m、直線距離にしたら10mを切っています。

しばらくにらみ合いが続き、向こうも逃げるそぶりを見せません。相手の視界からそっと消えようにも、あまりに近すぎて大きく動くことができないような『金縛り』状態…。やはり怖い

ここで襲われたら…。さっとかあちゃんに携帯をつなぎ、

「今、熊いるわ。源次郎岳の頂上。ちょっと電話つなぎっぱにしとくよ。」

この時、目線をそらしたからか、熊が威嚇行動を始めます。突進するようなしぐさを見せ、後ずさりして定位置に戻る。このような動作を3回。こちらとしてはもうどうしようもなく、ただ立ち続けるだけでしたが、逃げの姿勢はダメっぽいと悟り、にらみつけます。

源次郎岳山頂
源次郎岳 山頂。熊に遭遇したのは、この西側斜面。成獣でした。

紅葉開始 熊バッキバキ
    山は紅葉が始まりつつあります。     熊の通り道であるサイン。爪後バッチリ。

どのくらい時間が過ぎたのか。それでもようやく落ち着いてきて「どうもこっちには来そうにないな」と思い始めた時。

「ゥギャウッ」

という、強烈な鳴き声!なんか、こっちもたまりにたまった恐怖感とストレスで

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉー!」

と絶叫!後から振り返ると、お互いに緊張の糸がプッツンした感じ。すると、こちらに突進しようとする威嚇動作ともうひと吠えしたあと、体をひるがえして山向こうへ走り去っていきました

助かった…

かぁちゃんにとりあえず「大丈夫」と無事を伝えます。fbに状況を書き込み、この後再度襲われても仲間が骸を探しにきてくれるかな、と淡い期待を込め、熊の気配を探します。

行こかもどろか…。道のりとしてはちょうど中間点。

「大菩薩に近い方が、ひとけがあるだろ」と、進むことにします。
この間、fb仲間から、「勝ったか?」「ハニーハントだろ!」「眉間にグーパンチだ!」
と激励のコメントをもらい、携帯を握りながら5分ほど様子を見ながら進むと、初老の登山パーティーと会います。

熊との遭遇の話をすると驚いていました。これだけの人数でにぎやかな感じ、熊も気配は察知していたと思うのですが、それほど危機感なく潜んでいたことになります。人の気配に敏感ではあるものの、熊の方にも慣れがある者もいるのかもしれません。

登山パーティーは、源次郎岳から大菩薩にスイッチバックとのこと。
「ここから先は、私らがわいわいきたから大丈夫だよ。」とおじさん。

大菩薩は登山者で大賑わいだ、とのことだったので、当初の決断通り、引き返さずに大菩薩方面へ向かいます。

大菩薩到着
ここまで来れば。大菩薩は登山客で大賑わい。大菩薩銀座と化してました。

野生動物との距離感。生態や特性をもっとよく知っていれば、お互いに怖がることなく生活していけるとは思うのですが…。たまに日が高くなってものそのそしている熊もいる、ということ。熊鈴があるからといって、必ずしも熊が逃げてくれるとは限らない、ということ。そしてまず、熊の通り道(見る人が見れば、その他の動物の獣道とは明らかに違う、とのこと)に分け入った際には、お邪魔しているのはこちら側。ちゃんと存在をアピールし、緊迫した距離に接近しない、ということ。このあたり、再認識しなければならないな、と反省。。。ご心配をおかけしてしまった方、すみませんでした

トレイルランナーは、この『絶妙な距離感』を急速に縮めかねません。特に下り(これまでの遭遇の際は、ほとんどが下り。20~30mくらいなら、向こうが逃げてくれてましたが…)は気をつけたいと思います。

彼岸花
気がつけば彼岸花の季節。
きれいですが、葉がなく赤々と群生する様は異様さも…。


帰ってきて、思わず「ふぅ~」と一息。落ち着いたら、思い出してまた怖さが復活。
でも「熊がでたぞー!」と騒ぎ立て、駆除することはワタシの意としていることではなく…。

もっともっとについて知るということが必要ですね。

いい勉強になりました。

















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2012.09.24 / Top↑

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