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とある雑誌に掲載する原稿。

山のセンセイ

大菩薩山塊の麓に生まれ育った私の遊び場は,近くの里山だった。春は山菜,夏は虫取りや川遊びに渓流釣り,秋にはきのこを探し歩き,冬には雪の残る斜面でソリ遊びやスキーを楽しんでいた。ファミコン世代のはしりだが,家の中でゲームに熱中する派ではなかった。学生時代は陸上競技やスキー競技に打ち込んだ。指導者に恵まれ,とても楽しく幸せな競技生活を送ることができたため,スポーツに対する『焼失感』はなかった。おかげで教師になり,3児の父となった今でも,仕事と家族サービスの合間に山をステージとしたスポーツを楽しんでいる。特に,トレイルランニングや山岳スキーといった冒険心をくすぐられる競技に夢中である。

山遊び②

『富士登山競走』では,富士吉田市役所から富士山頂まで3時間を切るまでになった。富士山を囲む山々をぐるり1周160km走破する山岳レースでは,実に20時間以上走り続けた。フランスで行なわれた山岳スキーレースでは,日本ではあり得ないような断崖を滑り抜けた。浮世離れした話だが,職場にて写真と一緒に子どもたちに解説を始めると実にウケがいい。

山遊び⑤

私が野山を駆け回っていた幼少期から30年。子どもを取り巻く生活環境は驚くほどの変貌を遂げた。子どもたちに学校の近くを流れる川を『昔は泳いでいた』などと言ってもピンとこないし,子どもだけで里山散策などいろんな意味で怖すぎる。『里山攻略法』を教えられる大人も多くはないだろう。子どもたちの放課後・休日の『わくわく』は,明らかに変化している。

そんな今だからこそ,『山のセンセイ』が子どものように野山を駆け回っている姿を見たら,おもしろいと思うかバカだなと思うかは別としても何かしらの興味はもってもらえるはずである。海外の『人と自然との距離感』だとか『一流選手の常識』,『自然の厳しさ・山のルール』など話し始めると,どんな授業よりも食いつきが良い。授業も時にあらぬ方向へ脱線することも…。もちろん,教師として子どもたちに見せる『背中』は,教師の本分に基づくものだとして,私はそれ以外の子ども心をくすぐる『もうひとさじ』の部分をこれからも自分なりに探し,表現して子どもたちに伝えていきたい。


山遊び③
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2014.02.12 / Top↑
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